カテゴリ
以前の記事
ライフログ
最新のコメント
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
Jardiniere 着飾ってオペラ! そんな夜には非日常的空間で椿姫な気分になるレストラン サンフランシスコの楽しみの一つはオペラやシンフォニー、バレーなどの観劇が東京よりも安価で見られことだ。(しかし東京のオペラってばなんであんなに高いのだろうか。それに観劇にきているお客様がプロ意識丸出しでお互いを牽制しあうあの独特な雰囲気もなんである。) 気軽に、そしていろいろなパフォーマンスをシーズン中は安価で見られるのは本当に幸せだ。 (バレーなんかも立ち見にすればで8ドルで見れる。) でも、いい席が手に入ったときなんぞははちょっと着飾って非日常的空間でお食事をしてシャンパン何ぞ飲んでからいきたいのである。 そこでそんな時のハレの舞台用のフレンチがここである。 Jardiniereはオペラハウスやシンフォニーがあるシビックセンターに位置し、実際シアターから2ブロックほどでとっても近く、しかもハレの日を盛り上げるべくロマンチックな佇まい。赤レンガの一軒家のフレンチである。 とにかくお客様は気合が入って着飾った観劇用のグループが多くとってもエレガント。また、「x時からこのオペラを見るからそれに合わせてコースを考えて!」とか「あと1時間しかないからちょっと急いで!」などわがままなニーズにウエィターがきめ細かく対応してくれるところがいい。そしてお料理は素材を生かしたカルフォルニアフレンチ。 また人々の政治意識が高い(と自分たちでは思っている小金持ちの)サンフランシスカンは「リサイクルに遂力している」とか「オーガニックの栽培で環境保全」とかそういうことを謳うレストランの信条にはめっぽう弱く、「なんかよう知らんけど、とにかく社会によいことしているらしい!」という評判はそのままよいレストランの評判とつながったりするのである。 でもまあそんなことを抜きにしても純粋においしいです。 ただし高いです。 気合を入れて観劇!のときにはかなり気分が高揚するレストラン。 観劇がある日は混むので予約をいれて! Jardiniere 300 Grove Street (at Franklin) San Francisco CA 94102 TEL (415) 861-5555 #
by pacificheights
| 2004-08-24 15:31
| French
スロウ クラブ モード系とコンサバ系、双方のいいところをあわせたレストラン レストラン選びの歴史は女の人生の歴史でもある (暴)。 例えば着心地は悪いし体は冷えるけど最先端なモードばりばりのファションで自己主張してきた20代の女性が、30代になってくると 「なんか物足りないのよね」と変化してくる。 「やっぱりさ、昔はミニマリズムなブランドで独創性のあるドレスなんかきてもかっこいいけどさー。 最近そういうの着てもいまいち貧相にみえるのよね。 大体私、冷え性だしさ。 かといってひらひらスーツとかラクダ色のストッキングとかはぜったい着たくないし。」 そろそろ素材のよいしっかりした「心地よいモノ」に囲まれて落ち着きたくもなるが 「でもそういうのは成金趣味でコンサバでちっともお洒落じゃない。」とも思う。 嗚呼、なんとかヒップでこじゃれていてそれでも食べ物はちょっと本物志向ってレストラン、ないんだろうか?(苦悩) そんな30代に人気なレストランがここスロウクラブ。 最近開発がすすんだサウスマーケット地区にあり、一見クラブ風。 インダストリアルでモダンな店内は暗くておしゃれ。 キャンドルライトに灯されとってもロマンチック。 音楽はうるさく、バーが充実。 客層も遊びなれている人が多い。 でも料理の素材は本物志向でおいしい。 それで値段もまあまあ。 予約システムはないのでお客はカフェ感覚でふらっと気軽に来れるし、入れなければバーテンダーとうだうだ話したり。 でも週末の夜にちょっと本物志向の美味しい料理を食べて「あー今日は夜遊びしちゃった!」と思えるレストラン。 ここのシェフSante Salvoni氏の用意するメニューはとっても少ない。メインは魚、チキン、ハンバーガー、ポーク、パスタのみ。あとはサラダやちょっとした前菜。それでもいつも混雑しているのはやっぱりおいしいから。アメリカ人が味を濃くしがちなAHI TUNAなどのグリルでもさっぱりとして料理されており、素材も寿司グレードの魚を使用しており非常に美味しい。 また、流行りのレストランがすぐに閉鎖になるサンフランシスコにおいて、10年以上も君臨し、インターネットバブ崩壊後も生き延びられるというのはすごいことであるらしい。それはやっぱりこのレストランが「おしゃれ」だから支持されているのではなく「味」が支持されているからだと思われる。 Slow Club 2501 Mariposa (at Hampshire) San Francisco TEL (415) 241-9390 #
by pacificheights
| 2004-08-22 18:27
| American
カーブサイドカフェ パシフィックハイツの良心、ちっちゃなちっちゃなビストロ 小さいテーブルが10個ほど並ぶ店内ではわずか20名ほど収容したらもういっぱい。でも地元民はその10席めがけて並ぶ。 カーブサイドカフェはヨーロッパの美味しい料理を新鮮なお野菜とハーブと一緒にいただく小さなビストロ。 夜のメニューもボリュームいっぱいで比較的お得だが、このCAFÉでみんなが狙うのはブランチメニュー。 フレッシュオレンジジュースといただくEgg Benedictやオムレツ、NYステーキなどは人気。全体的にとってもきめ細かい繊細な味付け。 またデザートも定評がある。 狭い店なのでワインのセレクションはあまりない。 赤ワイン、白ワイン、それぞれぶどうの種類につき2種類ほどを常時用意。 全部で10種類ほど。 地元ワインのナパバレーが中心であとシャンパンが一種類。 しかし、フランスからは「本日のお勧め的」良質のワインが常に取り寄せてあり、なにしろお料理はどれもおいしい。 サービスもフレンドリーでよい。 Curbsideには全部で3つの店があり、このパシフィックハイツにある店は本店。 さらにPresidioパークのゲートの側にあるCurbside Too店は自然に囲まれており、森を眺めながらテラスでいただくブランチが大人気。 サイクリングやジョギングの途中にちょっと立ち寄るパシフィックハイツ住民の隠れが的お店である。 また3つ目にできたCurbside Bistro はフランス文化の新興のためにサンフランシスコに設立されたAlliance Francaise de San Franciscoの中にあり、サンフランシスコ市内でもパリ度が高いと評判である。 Curbside Café (Pacific Heights) 2417 California Street San Francisco TEL (415) 929-9030 Curbside Too (Cow Hollow) 2769 Lombard Street San Francisco TEL (415) 921-4442 Curbside Bistro (Alliance Francaise de San Francisco) 1345 Bush Street San Francisco, CA 94109-5611 TEL (415) 923-1375 #
by pacificheights
| 2004-08-22 00:41
| French
ハウス オブ プライムリブ 老舗店で味わうこれぞアメリカ的ステーキはアングロサクソン的強さ 日本人は言う。「アメリカのステーキってティッシュを口のなかでもごもごさせているみたいでまずい。」「そんなことないよ。NYのレストランとかで食べるフィレンティナステーキとか...」「だからそれってイタリア人作るのステーキじゃん。」 そんな人はここに連れて行くと「参りました!しかもお得!」となるこれぞアメリカンステーキ。 ハウス オブ プライムリブはサンフランシスコではもう40年以上もの歴史を持つ老舗。 そしてメニューをみると2種類のみ。 1.今日の魚。(しかしほとんどの人はこんなところで魚なんか頼まない。) 2.プライムリブステーキ。 そしてあとはプライムリブステーキのサイズが大きいか小さいかだけの問題である。The City cut (大)、House of Prime Rib cut (中)、English Cut (中薄)、King Henry VII cut (超大)、子供用 (小) まずウエィターがちょっとしたパフォーマンスと共にテーブルで和えてくれるシーザー風サラダ。これだけで女性ならお腹がいっぱいになるほどなので「今日のメインは肉だ」と言い聞かせながら食べる。するとシルバーの巨大なカートをがらがら言わせてシェフがテーブルにやってくる。塩の塊と一緒に熟成されて焼かれた超やわらかプライムリブをその場で切り分け、出来立てヨークシャープディングをソースに絡めて、ほくほくポテト(もしくはマッシュドポテト)、ホウレン草を一緒にいただく。 プライムリブとはアメリカの肉のトップクオリティの上位2-3%くらいのもの。 そしてただそれだけのメニューで40年。 参りました。 店内はとっても広く5つの部屋に分かれており、全部暖炉が付き。 ヘンリーなんとかの油絵とか本が並んでいるイングリッシュパブ風デザイン。 由緒あるアングロサクソン風の書斎で典型的な保守派の家族が集まるようなそんな雰囲気である。駐車場はあたりに見つけにくくほとんどの人がバレーパーキングを使用。チップ用の小銭の用意を忘れずに。 隣の席はサンフランシスコ警察のでっかい身なりの男子グループがなんかのお祝いをしており、その隣はおなかが出た中年の出張中のおっさんが「いやーそれじゃー次は女の子がいるバーでも行く?がははあはは」などと豪快に笑っており、その横では大家族のおばあちゃんの誕生日会をやっており、そしてその間をエナメルの靴とタイツをはいた子供が走り回っているのである。 したがってここでのドレスコードは「民主党大会」である。 男性ならブルックスブラザーズやラルフローレンのポロ。 女性なら間違えてもプラダのミュールに生足なんておしゃれなかっこをしてはいけない。(ここではそんなかっこしてもここではだれも褒めてくれない。) あくまでも古きよきイーストコーストでのプレッピースクール的「だささ」を出して欲しい。 なにせウエイターがアメリカの国旗のネクタイやピンをしているくらいなのである。(特にサンフランシスコはリベラルな気質の人が多く愛国精神を丸出しにするマーケティングレストランはあんまりないのではないかと思う。) このレストランにはきっと60年代のヴェトナム反戦運動とかベジタリアンの流行とかグッチのデザイナーのトムフォード以降のゲイファッションのあり方とかそいうこととはまったく無縁な存在でいたにちがいない。 そして今日も「いやーブッシュもいろいろダメなところもあるけどイラクではなかなかがんばっているじゃない。」などと言いながら、ひたすらどでかいステーキを消費し、ワインを浴びるほどのみ、次の日はどでかいSUVを乗り回し、お仕事をばりばりし、さらにアメリカ的な価値を生産し続けるのである。お見事。もう日本人、やられっぱなしです。 House of Prime Rib 1906 Van Ness Ave San Francisco, CA 94109 TEL (415) 885-4605 #
by pacificheights
| 2004-08-21 23:19
| American
パッツィア ラテン度高し!お客様に独身女性が多い理由は? ダウンタウンからちょっとミッション方向へ。サンフランシスコ近代美術館の近くには、イタリア人街ノースビーチからほど遠いが、お店の雰囲気ははてしなくイタリアに近い(というかラテン度が高い)レストラン「パッツィア」がある。 ここはなぜか女性連れのお客様が多い。 しかしなぜ(トウのたった)独身女性が通うのか-それはオフィス街から近くておいしくて安めでおしゃれで(しかもこれが一番の原因だが)イケメンのイタリア人が色気たっぷりにサービスしてくれるから(暴)。 一応このレストランフィレンツェに本店があり確か息子かなにかがこのお店をやっているらしいが、そんなことはこのさいどうでもいい。 サービスしてくれる人達はどれも本場のすけこましイタリア男。 なぜか仕事中にスポーツカーをこれ見よがしに店の前におき、お客に見せびらかすやつ。お客をなんぱするやつ。お客をなれなれしく触るやつ。 お客にウィンクするやつ。 とにかくすきあらばそれラテンパワー爆発のウェイターに「なんかここにくると、(いい意味で)女度が増す!」と評判のレストランです。 「だってサンフランシスコってゲイばっかじゃん。 いい男はみんなゲイなんだもーん。」と嘆くサンフランシスコの女性にとって 「ああ、ここにくるとイケメンがちやほやしてくれるわ。これぞ THEナイトライフ!」と感じることは大切なのです。 もちろんカップル同士でも十分OK。記念日などで使うとロマンチックです。 お食事はきわめて本場イタリアに近いトスカーニ料理。その日のスペシャル料理にははずれがなく、ホームメードパスタやローストチキンなどはこのお店の定番的人気を誇る。また店内のデコレーションもおしゃれ。日本人にとってはちょっと味が濃い目のような気がするが、唯一の問題はトイレが厨房の中にあり汚いところ。 しかしここだけは早く直してくれよ!伊達イタリア男!! Pazzia 337 3rd Street San Francisco, CA TEL (415) 512-1693 #
by pacificheights
| 2004-08-21 17:33
| Italian
|
ファン申請 |
||