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ノースビーチレストラン 「ゴットファーザード」になれるイタリアンレストラン 創業以来27年もの間イタリア人街ノースビーチで君臨し続ける人気の高いレストランのひとつである。ノースビーチレストランのファンはもちろん観光客にも多いが町の有力者にも多い。前市長のブラウン氏(ウィリー)はここがお気に入りでメイヤーズテーブルと呼ばれるお気に入りの席でよく見かける。さらに彼を中心に、なんとかコミッティーの連中とか政談をする弁護士や利権グループ代表者、選挙のときなんかはゴシップを拾う新聞記者などなど。さしずめサンフランシスコ版、自民党幹部が集まる赤坂の小料理屋というべきか? そんな大人な料亭に欠かせないのが、態度がでかいお客様に古きよきサービスの限りを尽す名物女将。(ちなみにここのレストランのオーナーは女将ではなく男性だが。)オーナーのLorenzo Petroni は10代のころイタリアフィレンツェ近くのLuccaから移民しレストランで下働きをしながらレストランビジネスを覚えたたたき上げの人である。そしてどんなお客様も(一見さんも政治家も)まるでマフィアのドンのように大切に扱う。どっしりとしたオーナー が店の前に立ち、そして初老のイタリア人ウェイターが何十年前のイタリアマフィア映画にでてくるような給仕服を着て、「セニョール、セニョリータ」とサービスを尽くすのである。 ここのレストランはとにかくサンフランシスコ一長いと呼ばれるワインリストがすごい(300種類ほどはあるらしい。)イタリアよりもイタリアワインをそろえる店として名高いが、なんとオーナーのロレンツォはワイン好きが高じ、自分でワイナリーを経営してオーガニックワインを出している。(Petroni Vineyards,Sonoma County) またこの人、オリーブオイルなんかも手作りしている。見た目はまったくもって兄貴系だか(失礼)とってもまめまめしい人である。そしてここのレストランにはビンテージワインマニアならよだれもののワインセラーでお食事もできる部屋もある。 さらにたくさんの生ハムがぶらんぶらん下がる部屋、通称“プロシュートルーム”などびっくり個室もある。これは兄貴系XXファミリーの人が会合するときFBIに盗聴されないように厨房で会食する、というコンセプトでデザインされたとしか思えない。もちろんゴットファーザーの大好物、シガールームもあるので兄貴系も大喜び。 しかしそれにしても兄貴度が高い雰囲気である。夜も更けるとオーナーがゆっくりとした足取りでテーブルを回り一人一人に挨拶にくる、そんな時にはもう確実にゴットファーザーの音楽が頭の中を流れてくる。(あくまでイメージ。)そして「今日はXXXさんの紹介できました。」などと告げると「Oh 、XXX さん。….(流れるゴットファーザーのテーマ曲、あくまでイメージ。)XXXファミリーは元気かね。(目を細めながら。シシリー島を回顧しているのか?)」「(えーと、ファミリーってあのファミリーって意味じゃないよな。)はっはい。元気です。とっても元気です。(焦)」「….そうか。ぜひ僕からよろしくを伝えてくれ。会いたいと。」(カピーシュ。あくまでイメージ。) というわけでとにかくメニューの多さ(伝統的トスカーナ料理)、ワインリストのすごさ、びっくりルームなど目白押しだが、さすがに兄貴の皆さんはケーキを食べないのか甘いものがいまいちである。スィーツメニューもいたって普通。ここらへんがいわゆる若い女性グループが少ない原因かもしれない。(ノースビーチは独身の男性グループが若い女の子をナンパ目当てでくるバーが多いが、もしそれ目当てだったらここへいってはいけない。)でもそんなことアニキは気にしないぜ。女子供よ。甘いものはほかで食え。ここはな、大人の男の社交場なんだよ。アニキはケーキなんて喰わねんだよ、カピーシュ。(あくまでイメージ!) North Beach Restaurant 1512 Stockton Street San Francisco (415) 392-1700
by pacificheights
| 2004-08-27 10:40
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